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2024/03/19 (Tue)
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2010/07/18 (Sun)
「7/17 韓国における生ごみ資源化」
Comments(1) | TrackBack() | 講演会

今日は田無の西東京市市民会館にて生ごみ100%を目指すプロジェクトの講演会がありました
内容は「-韓国における生ごみ資源化の状況-韓国でなぜ生ごみ資源化90%が可能だったのか」
講師は地方自治総合研究所 鄭 智允特別研究員によるものです

参加者は、あっつん、とーるさん、おかざきの3名



そもそも、なぜ生ごみを資源化するのかというと、日本の廃棄物処理は焼却が中心でありますが、一般廃棄物(家庭のごみなど)の内4割から5割を生ごみが占めています。しかしその生ごみは9割が水分でありますからつまり、焼却施設ではほとんど水を燃やしているようなものなのです。
だから生ごみは焼却以外の処理方法を模索しなくてはいけないのです!

しかし、生ごみの資源化はなかなか広まらず、特に都市部は難しいです。
そんな現状でありますが、今回の講演会では将来の希望が見られるようなお話を拝聴することができました。


韓国の首都ソウルは人口が1000万人、韓国全体でいえば4分の1がソウルに住んでいるそうです。人口密度でいえば東京よりも多く、大都市のひとつであることは想像できると思います。そうなると、やはり廃棄物発生量も多く、生ごみは3割ほど占めているそうです。

韓国は主に廃棄物を埋め立て処理していましたが、埋める場所がなくなっていた、という背景があり、
92年に「資源の節約と再活用促進に関する法律」や95年に廃棄物有料制の導入、05年には生ごみの直接埋め立ての禁止が始まるなど、規制や罰則をかけることでごみ減量の促進、生ごみの資源化を促してきました。

日本にも廃棄物抑制を促す法律はありますが、日本と大きく違うところは韓国の方がその規制や罰則が具体的であり、厳しいということです。日本ではごみが有料で引き払われたり、分別をしてなくても怒られることはほとんどありませんからね。
結果としては、韓国の廃棄物発生量は一時急激に減少(最近上昇傾向なのは気になるところではあります)、生ごみの資源化は90%越えを達成、ソウルでは資源化率は100%を記録しています。

まぁ、問題点として、資源化率だけを注目しててはたしてよいのか、生ごみが堆肥化・飼料化されてどこに行くのだろうかなどが最後に挙がっていましたが、日本よりも生ごみの資源化において大きな差を見ることができました。

この韓国の成功は法律の厳しさにあったと言っていましたが、それだけでなく環境団体による政府への圧力、または市民への普及効果もその要因の一つだと語っていました。
日本はまだまだ環境団体の力は弱いなとボクは個人的に思います。ECOrangeも環境団体のひとつ!日本を変えるために…ってのは言いすぎですが、身近な人に環境意識を持ってもらうためにもっともっとこのサークルで環境のことについて考えていけたらなって、ボクの感想です

めちゃめちゃ概要すぎますが、気になった方は直接話しますよ
これからもこんな講演会が行われるんで、もし少しでも興味ある人はぜひぜひ


あと最後に、あっつん、とーるさん、
今日は本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!
記録者:岡崎
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2010/05/31 (Mon)
「5/29 「日本における生ごみ堆肥化の進捗状況」講演会」
Comments(1) | TrackBack() | 講演会

5月22日に岡崎が参加している団体「生ごみ100%資源化を目指すプロジェクト」が主催する講演会
『日本における生ごみ堆肥化の進捗状況』がありました!

参加者は、あっつん、とーるさん、岡崎

講師はNPO法人有機農産物普及・堆肥化推進協会 会田節子事務局長
場所は西東京市市民会館(田無駅)

今回はたくさんの事例をもとに現在日本の生ごみ堆肥化はどんな状況なのかお話していただきました。
①山形県長井市
②栃木県芳賀町 (有)ドンカメ
③鹿児島県志布志市
④東京都小金井市
⑤茨城県取手市 取手市・NPO緑の会
⑥神奈川県葉山町
⑦神奈川県川崎市 川崎・ごみを考える市民連絡会
⑧東京都日野市 ひの・まちの生ごみを考える会
⑨埼玉県戸田市
⑩神奈川県相模原市 相模原いきごみ隊



そもそも、なぜ堆肥化が注目されているかというと、、、

家庭における焼却ごみのうち、生ごみは4~5割を占めています。
そして、生ごみは90%が水分です。ほとんど水です
つまり、焼却施設では家庭ごみの約半分を占める水を燃やしていることになります。

また、土のへたりを改善し、農業の復興、使われていない農地の有効活用など循環型の社会へも生ごみ堆肥化は貢献します。


では講演会の内容ですが、
今回は長くなってしまうため、自分が最も興味があった②と⑩について報告したいなって思います。

②栃木県芳賀町 (有)ドンカメ
「ー循環野菜の地産地消ー食育とつなげ、学校給食の自給率アップへ」
これは一人の農家から始まったことで、化学肥料と農薬による農業の限界を感じ、生ごみ堆肥化と堆肥を使った土づくりを始めたそうです。その方法でできる野菜は質が良くおいしいものができたそうで、それらの野菜はその内学校給食でも使われるようになります。今では(有)ドンカメとしてドンカメ堆肥センターを設立し、他に9人の農家の理解を得て共に堆肥化した土を使った農業を行っているそうです。
そして、学校では給食を食べる前にその野菜が誰が作っているのかを紹介し、また、年に3回農家と一緒に給食を食べることで野菜の勉強、地域のコミュニケーション、そして何より食べ物の大切さを勉強することができます。事実、学校給食の食べ残し量の調査の結果では、全体平均が70gであるのに対し、この芳賀町は10gであったといいます。この10gのほとんどは欠席の生徒分であることから、生徒は残さずに食べていることがわかります。食べ物やものの大切さを知るために食育は非常にいい教育なんだなと改めて感じました。

⑩神奈川県相模原市の事例
相模原市は自分の住んでいる街であり、この春政令指定都市になった比較的大きな街です。
自分の家から最寄りの駅までチャリで15分、最寄りのバス停まで10分ですが、比較的大きな街です笑w
相模原市の事例が他と大きく異なるのは大きな街であるということと、補助金制度を採用したことにあります。以前までの生ごみの堆肥化活動は相模原いきごみ隊という団体が青空農園と提携し、家庭から集めた生ごみを堆肥化し、農園の肥料として使い野菜を育てます。そして、育った野菜を協力してくれた家庭に戻すという取り組みをしていました。しかし、それには団体の規模や農園の規模から13か所、30世帯が限界でした。ところが、そうした市民の活躍が役所に届き、昨年の春「有機性資源活用補助金制度」として生ごみ堆肥化を推奨した制度が誕生しました。この制度は5世帯以上のグループが生ごみ堆肥化を行うことで、一人当たり1万円もしくはグループに10万円といったインセンティブを野菜の代わりに返すというものです。
今では90人近くの市民がこの制度を活用し、生ごみ堆肥化にいそしんでいます。また、こういった例は全国的にもあまりなく、相模原市のように大きな街でも実行することは可能だと証明されました。


という風に地域でそれぞれ堆肥化のおこない方は違いますが、燃やすこと以外で処理することは可能です
そしてそれは、+α、β、γくらいメリットがあります!


ただし、一番大切なことは生ごみを出さないこと。
つまり、食材を買いすぎない、料理を作りすぎない、食べ残さないなど、ごみを出さないことから始めましょう。
と、最後にまとめてました


ちょっとまじめに書いてしまいましたが、長文読んでくれてありがとです
もっと詳しく知りたい方は、岡崎の司会風景が映っている記事もありますのでおヒマな方は探してみてくださいな笑

記録者:岡崎

2010/04/14 (Wed)
「4/10の生ごみで花いっぱいの街づくりを振り返って…^^」
Comments(2) | TrackBack() | 講演会
2010年4月10日に西東京市市民会館というところで生ごみの堆肥化に関する講演会がありました

テーマは『生ごみで花いっぱいの街づくり』

タイトルだけでもすばらしいでしょ笑

埼玉県戸田市の職員である吉田義枝さんという方が今回講演しました

感想を一言で言えば、おそらく会場にいた人の9割は「元気をもらった」って答えるんじゃないかなって思います

実際、ボクも元気をもらいました!

それは、講演の内容だけではなくて、吉田さん自身が熱意溢れる方だったからです

ボクは吉田さんのように熱くは語れませんが、どんな内容だったか伝えたいです



埼玉県戸田市は新宿から30分足らずで着いてしまう、いわゆるベッドタウンです

そこは現在、だんだん人数が増えているにもかかわらず、ごみは減少傾向にあるとのことです

なぜならごみを17分別し、そして一般家庭が排出するごみの内、実に4~5割を占める生ごみを堆肥化しているからです

ちなみに、生ごみは90%が水分なので焼却場で化石燃料を使って燃やしているものはほとんどが水なのです

基本的に戸田市は、生ごみを燃やすごみに分類していますが、市民の自主的な動きによって多くの生ごみを燃やさず堆肥化しています

そして、その仕組みを作ったのが吉田義枝さん

どんな仕組みかというと、バケツと生ごみを堆肥化させる菌(EMボカシ)を無料で市民に提供し、バケツいっぱいになった堆肥化された生ごみをフラワーセンターという施設に持っていくと花苗24鉢と交換してくれるという仕組み

今までは捨てていた生ごみが持っていけば花に変わるということで多くの市民がバケツいっぱいの生ごみを持ってきたそうです!

最初は100個のバケツでしたが、次第に広まり、+100個発注、そしたら今度は花苗が足りなくなり整理券を配ったそうです

また、このシステムはただ生ごみを堆肥化するだけではありません

フラワーセンターで働いている人たちは高齢者や障害者の方々です

週に100人雇用して働いているそうです

つまり、そこでできた花はただのチューリップではなく、高齢者・障害者の方々が作ったチューリップなんです!

それってなんかお金払って買う花とは違う良さがあると思いませんか?

もちろん一つ一つの花は大きさも違ったりするそうです

でもなんかいい笑




焼却場で燃やさない、環境に良い政策は福祉・雇用の役にも立っています

現在はフラワーセンターが所有するバケツ600個、NPOの堆肥化活動で所有するバケツ600個があるそうです

もうかなり大っきいですよね

また、今後は花と交換だけではなく、堆肥で作る野菜なども作り交換することも考えているそうです

そんなことが実現すればめっちゃ経済的笑なんて思っちゃったり



みんなはどう思いますか?生ごみの堆肥化

記録者:岡崎




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