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2010/07/18 (Sun)
「7/17 韓国における生ごみ資源化」
Comments(1) | TrackBack() | 講演会

今日は田無の西東京市市民会館にて生ごみ100%を目指すプロジェクトの講演会がありました
内容は「-韓国における生ごみ資源化の状況-韓国でなぜ生ごみ資源化90%が可能だったのか」
講師は地方自治総合研究所 鄭 智允特別研究員によるものです

参加者は、あっつん、とーるさん、おかざきの3名



そもそも、なぜ生ごみを資源化するのかというと、日本の廃棄物処理は焼却が中心でありますが、一般廃棄物(家庭のごみなど)の内4割から5割を生ごみが占めています。しかしその生ごみは9割が水分でありますからつまり、焼却施設ではほとんど水を燃やしているようなものなのです。
だから生ごみは焼却以外の処理方法を模索しなくてはいけないのです!

しかし、生ごみの資源化はなかなか広まらず、特に都市部は難しいです。
そんな現状でありますが、今回の講演会では将来の希望が見られるようなお話を拝聴することができました。


韓国の首都ソウルは人口が1000万人、韓国全体でいえば4分の1がソウルに住んでいるそうです。人口密度でいえば東京よりも多く、大都市のひとつであることは想像できると思います。そうなると、やはり廃棄物発生量も多く、生ごみは3割ほど占めているそうです。

韓国は主に廃棄物を埋め立て処理していましたが、埋める場所がなくなっていた、という背景があり、
92年に「資源の節約と再活用促進に関する法律」や95年に廃棄物有料制の導入、05年には生ごみの直接埋め立ての禁止が始まるなど、規制や罰則をかけることでごみ減量の促進、生ごみの資源化を促してきました。

日本にも廃棄物抑制を促す法律はありますが、日本と大きく違うところは韓国の方がその規制や罰則が具体的であり、厳しいということです。日本ではごみが有料で引き払われたり、分別をしてなくても怒られることはほとんどありませんからね。
結果としては、韓国の廃棄物発生量は一時急激に減少(最近上昇傾向なのは気になるところではあります)、生ごみの資源化は90%越えを達成、ソウルでは資源化率は100%を記録しています。

まぁ、問題点として、資源化率だけを注目しててはたしてよいのか、生ごみが堆肥化・飼料化されてどこに行くのだろうかなどが最後に挙がっていましたが、日本よりも生ごみの資源化において大きな差を見ることができました。

この韓国の成功は法律の厳しさにあったと言っていましたが、それだけでなく環境団体による政府への圧力、または市民への普及効果もその要因の一つだと語っていました。
日本はまだまだ環境団体の力は弱いなとボクは個人的に思います。ECOrangeも環境団体のひとつ!日本を変えるために…ってのは言いすぎですが、身近な人に環境意識を持ってもらうためにもっともっとこのサークルで環境のことについて考えていけたらなって、ボクの感想です

めちゃめちゃ概要すぎますが、気になった方は直接話しますよ
これからもこんな講演会が行われるんで、もし少しでも興味ある人はぜひぜひ


あと最後に、あっつん、とーるさん、
今日は本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!
記録者:岡崎
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1. posted by あつみ  2010/07/19 19:58
日本でも生ごみの資源化や堆肥化が一般的になる日がくるといいな。
まずは多くの人が関心を持つことが大事だね。

個人的に韓国ではお肉はお祝いごとの時にしかあまり食べないことに驚きました。焼肉をよく食べてるイメージでした…

と~るさんお疲れ様でした☆

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