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2010/05/31 (Mon)
「5/29 「日本における生ごみ堆肥化の進捗状況」講演会」
Comments(1) | TrackBack() | 講演会

5月22日に岡崎が参加している団体「生ごみ100%資源化を目指すプロジェクト」が主催する講演会
『日本における生ごみ堆肥化の進捗状況』がありました!

参加者は、あっつん、とーるさん、岡崎

講師はNPO法人有機農産物普及・堆肥化推進協会 会田節子事務局長
場所は西東京市市民会館(田無駅)

今回はたくさんの事例をもとに現在日本の生ごみ堆肥化はどんな状況なのかお話していただきました。
①山形県長井市
②栃木県芳賀町 (有)ドンカメ
③鹿児島県志布志市
④東京都小金井市
⑤茨城県取手市 取手市・NPO緑の会
⑥神奈川県葉山町
⑦神奈川県川崎市 川崎・ごみを考える市民連絡会
⑧東京都日野市 ひの・まちの生ごみを考える会
⑨埼玉県戸田市
⑩神奈川県相模原市 相模原いきごみ隊



そもそも、なぜ堆肥化が注目されているかというと、、、

家庭における焼却ごみのうち、生ごみは4~5割を占めています。
そして、生ごみは90%が水分です。ほとんど水です
つまり、焼却施設では家庭ごみの約半分を占める水を燃やしていることになります。

また、土のへたりを改善し、農業の復興、使われていない農地の有効活用など循環型の社会へも生ごみ堆肥化は貢献します。


では講演会の内容ですが、
今回は長くなってしまうため、自分が最も興味があった②と⑩について報告したいなって思います。

②栃木県芳賀町 (有)ドンカメ
「ー循環野菜の地産地消ー食育とつなげ、学校給食の自給率アップへ」
これは一人の農家から始まったことで、化学肥料と農薬による農業の限界を感じ、生ごみ堆肥化と堆肥を使った土づくりを始めたそうです。その方法でできる野菜は質が良くおいしいものができたそうで、それらの野菜はその内学校給食でも使われるようになります。今では(有)ドンカメとしてドンカメ堆肥センターを設立し、他に9人の農家の理解を得て共に堆肥化した土を使った農業を行っているそうです。
そして、学校では給食を食べる前にその野菜が誰が作っているのかを紹介し、また、年に3回農家と一緒に給食を食べることで野菜の勉強、地域のコミュニケーション、そして何より食べ物の大切さを勉強することができます。事実、学校給食の食べ残し量の調査の結果では、全体平均が70gであるのに対し、この芳賀町は10gであったといいます。この10gのほとんどは欠席の生徒分であることから、生徒は残さずに食べていることがわかります。食べ物やものの大切さを知るために食育は非常にいい教育なんだなと改めて感じました。

⑩神奈川県相模原市の事例
相模原市は自分の住んでいる街であり、この春政令指定都市になった比較的大きな街です。
自分の家から最寄りの駅までチャリで15分、最寄りのバス停まで10分ですが、比較的大きな街です笑w
相模原市の事例が他と大きく異なるのは大きな街であるということと、補助金制度を採用したことにあります。以前までの生ごみの堆肥化活動は相模原いきごみ隊という団体が青空農園と提携し、家庭から集めた生ごみを堆肥化し、農園の肥料として使い野菜を育てます。そして、育った野菜を協力してくれた家庭に戻すという取り組みをしていました。しかし、それには団体の規模や農園の規模から13か所、30世帯が限界でした。ところが、そうした市民の活躍が役所に届き、昨年の春「有機性資源活用補助金制度」として生ごみ堆肥化を推奨した制度が誕生しました。この制度は5世帯以上のグループが生ごみ堆肥化を行うことで、一人当たり1万円もしくはグループに10万円といったインセンティブを野菜の代わりに返すというものです。
今では90人近くの市民がこの制度を活用し、生ごみ堆肥化にいそしんでいます。また、こういった例は全国的にもあまりなく、相模原市のように大きな街でも実行することは可能だと証明されました。


という風に地域でそれぞれ堆肥化のおこない方は違いますが、燃やすこと以外で処理することは可能です
そしてそれは、+α、β、γくらいメリットがあります!


ただし、一番大切なことは生ごみを出さないこと。
つまり、食材を買いすぎない、料理を作りすぎない、食べ残さないなど、ごみを出さないことから始めましょう。
と、最後にまとめてました


ちょっとまじめに書いてしまいましたが、長文読んでくれてありがとです
もっと詳しく知りたい方は、岡崎の司会風景が映っている記事もありますのでおヒマな方は探してみてくださいな笑

記録者:岡崎
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1. posted by ちば  2010/06/08 02:34
これが本当に全国に広まるといいよね!!
一般家庭だけじゃなく、外食産業なんかでも取り組む企業が増えて欲しいな。

どんな食材でも、多くの人手やコストがかかってるのに、更に多くの人手とコストをかけてそれを廃棄・処理する・・・
それって本当にもったいないと思うから。

すごい聞きに行きたいんだけど、なかなか予定がねー。
またあったらぜひ教えてね!!

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